カテゴリ
以前の記事
2018年 06月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今月は新居を建ててらっしゃるお客様より、ダイニングテーブルと勝手口の引き戸のご注文をいただきまして、その製作にあたっていました。 お客様は以前より、何度か展示会にお越しいただいてまして、そこでオニグルミの質感が気に入られたご様子。 そして今回のご注文にてオニグルミのリクエストをいただきました。 私も大好きな木のひとつです。気持ちも高ぶります。 先月の段階で木材の選別と大まかな裁断(荒木取り)を済ませて寝かせていました。(→記事3/16) まずはテーブルから着手、天板の板接ぎからスタートです。 ![]() 板接ぎの一連の作業(接着剤の塗布~ジョイント~ハタガネで締付け~はみ出た接着剤の拭き取り~ハタガネの締め調整)は接着剤が乾燥し始める前に済まさなければならず、スピードを求められます。 作業はもっぱら1人でまかなっていますが、今回の天板サイズは800×1500mm、板接ぎでこの程度の寸法になるとさすがに1人では心許ないです。 この時ばかりはパートナーのコマキさんにお手伝いいただいてます(感謝)。 写真はいつもハタガネを締め終えたところばかり、とても途中で写真を撮っている余裕がなくてスミマセン。 この作業だけでも語るべきうんちくがたくさんあるのですが、それはまた別の機会に。 ![]() その後は接いだ板の目違い払いを兼ねて鉋(かんな)をかけながら平面出しを行い、反り止め用の桟を取り付けるための蟻加工でも勾配精度もばっちり、問題なくクリアです。 ![]() ![]() ![]() そして桟を取り付けた後に埋める蟻蓋も作っておきます(つづく) ![]() ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2018-04-21 06:19
| 制作のこと
|
Comments(0)
春めいてきました。 こちらでもハクモクレンの花が開花し始めました。 来月納品分でテーブルと玄関戸の製作を頂いておりまして、先日調達した木材の荒木取り(大まかな裁断)に取りかかりました。 ![]() 候補の板の選別にあたっては、長い材だけに反りやねじれの少ないものを、割れや大きな節などを確認し、カットして避ける事ができるか等、見落としの無い様つぶさに観察し検討します。 ![]() 同じ材種でも個体差はありますので、テーブルの天板で板を接ぐ際には板の色目に極端な差が出ないか、鉋で表面を軽く削って確認もします。 ![]() 手を動かす作業自体はそれ程のものでは無いのですが、適材適所にベストな選別、裁断を目指す程に思いは逡巡し、迷いながら時間がいたずらに過ぎて行きます。 ![]() ![]() この段階が最も濃密な、木との緊張に満ちた時間かもしれず、苦しいけども楽しくもある、ある意味贅沢なひとときと言えます。 ![]() ![]() 厚みに余裕があるので両面少し削ってシーズニング、製作スタートの月末まで寝かせておきます。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2018-03-16 21:45
| 制作のこと
|
Comments(0)
![]() 器と雑貨moiでの展覧会は終了いたしました。 お越しいただき、ご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。 次回も機会がございましたら、何卒よろしくお願い申し上げます。 ![]() 去年12月にここ北山村にオープンしたカフェ サンカ さん が4月に 七色deピクニック と言うマーケットを主宰されます。 お店のカウンター製作の仕事をいただいたご縁で、林工亘もお誘いいただき、参加致します。 しかしながら、このようなイベントに当工房の木製品は相対的な価格が高くなり、製品を並べるだけでは近寄りがたい印象を受ける方も多いのではないのか、、、 もっと親子連れの方々にも楽しんでいただける何かできないだろうか、、、と考え中でございます。
![]() ということで、まず思いつきでやってみたのがこれです。何でしょうか。 はい、答えはシャボン玉の枠です。キャンプ場の広場でシャボン玉飛ばして楽しんでいただくのはどうかしらと思いました。 これが木工? 辛うじて持ち手の柄が当工房謹製でございます。 ネットでシャボン玉液の作り方を調べて準備、試作の枠を使ってやってみると、、、結構いい感じ、楽しい! ![]() ![]() 娘も初めてのシャボン玉体験に大喜びしてくれました。 しかしながらシャボン玉が割れると結構飛沫が飛び散るものです。 近隣のブースやシャボン玉に関わらない他者に迷惑が掛からないように気を配る工夫が要りそうです。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2018-03-03 22:06
| 制作のこと
|
Comments(0)
前回にも告知致しましたが、今週末17(土)より25(日)まで加古川(兵庫)の器と雑貨Moi さんにて展示会を開催いたします。 ![]() 営業時間は10:30~17:30 、20(火)は定休日となっています。 私は初日の午前中と最終日の午後に会場に居る予定です。 お近くへお越しの際には、是非ともこちらへもお立ち寄りいただければと思います。 前回に同じく、小引き出しを話のネタに。箱本体の板の木目を良くご覧ください。 ![]() 幅方向の中心に木目の模様がほ対称となっている事にお気付きでしょうか。
![]() これはブックマッチと呼ばれる板の並べ方で、2~300ミリ巾の板を2枚の板で接いでこしらえているのですが、厚手の板を半分の厚みに挽き割り、割ったその面同志を並べて接ぐと、合わせ鏡の様な木目となるのです。 ![]() ![]() 抽斗の前板も1枚の板を上中下に順を揃えてカットしてますので、収まった抽斗の前面が1枚の板の如く見える次第です。 ![]() この様な説明が無ければ、気付かず過ごされる方も多いかと思いますが、それだけ自然な印象を与えている(不自然な印象を与えていない)訳です。 木材の取り方、使い方への気配りは、余計な要素を増やさず、すっきりと整然とした印象を与える一役を担っていると思います。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2018-02-12 23:51
| 制作のこと
|
Comments(0)
今年も私の出身地である加古川(兵庫県)の 器と雑貨 moi さんにて展示会を開催いたします。 ![]() DMはこんな感じになるそうです。
詳細は次回お知らせいたします。
その展示会に向けて、昨年末より、在庫の少なくなった定番商品を製作しているところです。 ![]() 手元に1点しか残っていなかった小抽斗(こひきだし)も在庫が増えました。 残っていたものは1年程経過し、程よく日焼けしてきているのですが、完成間もない出来立てと比較すると、その差は明瞭ですね。 ![]() ![]() 自然の素材の多くは年月とともに風合いが増して行くもので、木材も然りかと思います。 新品としてお渡しする製品は、ある意味未完成の状態であり、お客様の手元でそれぞれに完成してゆくと言えるかもしれません。 当工房の製品もまたそのように、お客様の手元で味わい深いものに仕上げていただきたいと思います。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2018-01-31 22:43
| 制作のこと
|
Comments(0)
大晦日、2017年も最終日となりました。 いつもより少し入念に清掃&機械のグリスアップで片付け完了です。
12月は寒さのせいでしょうか、体調トラブルがしばしば、製作はスローペースなひと月でありました。 ![]() こちらは知人からのご依頼で展覧会用の額をナラで、サイズは太子判、四つ切り判を5ヶずつ製作しました。 ![]() 丸く面取りしているので内側から外側にかけて稜線の無いなだらかな連続面で木目が現れます。 ![]() ![]() ![]() 木目が柾目~板目~柾目となるように材を配し、ナラ特有の斑(ふ)が出るように狙ってみたのですが、部材自体が大きくもないためでしょうか、それ程派手な模様は出ませんでしたね。 ![]() ![]() 家具の修理にも携わりました。 北山村在住の方よりご依頼頂いたもので、囲炉裏型のテーブルと回転椅子(計4脚)。 ![]() ![]() 愛犬にかじられ続けてボソボソになってしまった箇所を、オーナー自ら削ったものの、もう少し何とかならないかとご相談がありました。 ![]() ![]() また、たくさんのお孫さんたちが駆けまわると、テーブルの角が危なっかしいので不自然に見えないように丸めて欲しいというものでした。 ![]() ![]() ![]() ノコギリ、カンナ、鉄ヤスリetc.あらゆる手工具で左右のバランスを見ながら慎重に、かつ大胆にガリガリと削り続けてこの通り。 ![]() 着色もご不要ということで、さっとオイルを塗って仕上がり、お引き渡し完了となりました。
本年中は当工房をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 それでは皆様も良いお年をお迎えくださいませ。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2017-12-31 21:47
| 制作のこと
|
Comments(0)
先月末、カウンターの仕事の後に一件、ダイニングテーブルの製作、納品を済ませました。 ![]() 東京のお客様より、亡き義父が生前に引き受けていたご依頼分だったのですが、今年になってその方から再びご連絡をいただきまして、私がこの案件を引き継がせていただくことになったものです。 ![]() 寸法は天板幅800mm、長さ1500mm、高さ700mm。長手に椅子が2脚ずつ、ゆったり4人掛けサイズとなってます。 当工房のチェアBと併せてのショット。 お客様からのリクエストでタモを使用。 遠目にはナラにも似たりですが、放射状組織(トラフ:虎斑とよばれる杢)は無く、年輪に沿った杢目は明瞭で、目の詰んだ多孔質な材が多く、硬質なナラよりも温かみのある手触りを感じます。 粘りのある材質から、椅子など脚モノにも多用されている樹種であります。 ![]() 天板の四隅に脚が付くタイプで、今回はレッグジョイントという金物を使用し、分解組立ができるようにしました。 ![]() 取付後は脚の内側の隅に金物用の小さな穴が残るのみで、がたつくこと無くガッチリ固定してくれます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 天板の反り、垂れ防止のために、いつも通りの吸付き桟と幕板は取付させていただいております。 無垢の木の家具の価値は、一番に触覚に訴えるものではないかと思っています。 手に取り、肌に触れて木の質と量を感じ、確かめた時に、それを所有する喜びや満足を感じていただけるのではないでしょうか。 ![]() ![]() それ故に、今回の様なシンプルな意匠において、木地の仕上げは入念に行いました。 カンナもしっかり仕込んでカンナがけを行ってから、丁寧にサンドペーパー研磨しています。 見た目にお伝えできませんが、プロダクト製品では得られない違いがそこにあります。 ![]() ![]() 今回は配送にてお届けでしたので、天板と脚を別々の2個口に、それぞれ木箱をこしらえて配送業者に運搬いただきました。 後日お客様より、無事に到着、組立も問題無く済ませることができたとご連絡をいただき、ほっと一件落着でございます。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2017-12-13 07:11
| 制作のこと
|
Comments(0)
取り掛かりきりだったカウンターが完成、引き渡しが完了しました。 今月初めには終了していたのですが、その後、急ぎの別案件に時間を割いていたために、ブログの更新に時間を空けてしまいました。 カメラの引きが確保できなかったので全体像はコラージュで。 ![]() 残っていたのは、カウンター裏(厨房側)の作業台設置、カウンター天板の上置(うわおき)取付け、スイングドア取付けとスツールの納品です。 天板設置後にすぐ養生してしまったので、この日まで私自身も壁の腰板等、化粧を貼り終わった全体を見ていませんでした。 ![]() この上にさらに上置が設置されます。 ジョイント金物による接続で、金物自体が取り付け後にはどこからも見えない様に配置されています。 ![]() 上置の化粧面とカウンター下の腰板には杉を使用していますが、仕上げには浮造(うづくり)と呼ばれ、ワイヤーブラシで表面を磨くと暖かい季節に早く育った柔らかい箇所が削られ、寒い季節にゆっくりと育った堅い箇所が残り、荒々しく木目が浮き立ちます。 腰板の間と天板下幕板の黒い箇所は同じ杉を鉄媒染して柿渋を塗り重ねたものです。 ![]() 同じ樹種でも仕上がりの違いによって見た目や手触りの多様性と調和を試みてみました。 カウンター裏側から。 上置は収納スペースとなっています。 そして前回ご紹介の作業台も横並びに配置されました。 ![]() 厨房への出入り箇所にはスイングドアを取り付けました。 西部劇に出てきそうな酒場の扉と言えば伝わりやすいでしょうか。 ![]() ドア枠と吊り元の桟には開閉時、取り付ける蝶番に大きく荷重がかかり、ネジの食い付きを頑丈にしておきたいので、唯一広葉樹を使用、タモをチョイスしました。 どちら側にも開閉でき、バネ込みの金具が元の位置に戻してくれます。 ![]() ![]() 最後にヒノキで作ったスツールを3脚あつらえました。 当工房のハイスツールの少し簡略版となってます。 ![]() ![]() 柱手前はレジスペースだそうで、シンクの設置場所、スイングドア、柱の位置など諸々の条件より、少し窮屈ですが何とか3名座っていただけます。(店にはたった3席しかないの?と思われた方、2階にも席がありますのでご心配なく) ![]() ![]() こちらのお店は 山花(サンカ)というカフェで、12/1(金)にオープンされます。 掲載のチラシ画像が不鮮明ですね、すみません。 詳細お問い合わせ先は以下のとおり。 0735-30-0380 和歌山県東牟婁郡北山村七色316 営業は木、金、土曜日 10:00~16:00 国道169号線沿いに面した、陽当たり良さげな古民家カフェです。 近くへお越しの際には、よろしくお立ち寄りください。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2017-11-24 07:21
| 制作のこと
|
Comments(0)
カウンターの仕事もようやく大詰め、完成までほんのもう少しの現在です。 とりあえずは写真におさめている作業台をご報告。 ![]() ![]() カウンター内側には当初、作業台用の天板をカウンター壁から張り出す様に設置するプランでしたが、壁の防水加工の必要性からと、台本体はカウンターから独立させた方が移動もできて汎用性が高まると考え、幅700×奥行き500×高さ800ミリの作業台を2ヶ製作する事となりました。 ![]() 小振りな天板ですが、いつも通りの蟻桟(吸付き桟)を仕込んでます。 ![]() 脚まわりはこんな感じです。 ![]() 天板四隅に角脚、幕板がまわっている場合、天板と脚まわりの接続は、幕板と蟻桟に丸棒を差し込んでジョイントします。 ![]() ![]() ![]() この際、上下に0.5ミリの差をつける事で、棒を打ち込んだ時に幕板が天板を引っ張りこむ様に接続できます。そして天板と幕板の間に隙間ができない様に工夫がされています。 ![]() 脚の接地面にはアジャスターを取り付け。 厨房の床面は排水のための勾配が取られているので、台の水平を出してガタ付きのない様にするためには必須です。 また、撥水性の塗装を施していますが、濡れる床面に木部が直接触れないてんでも有効だと思います。 ![]() 当初より収納スペースのリクエストを受けてましたので、天板下に棚板を三段取り付けました。 ![]() この様に2台つなげて長さ1400ミリの作業台となり、カウンター内側に設置されます。 ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2017-11-09 05:11
| 制作のこと
|
Comments(0)
長い雨に続いての台風が思いの外ひどかったですね。 ![]() 村を貫く国道も片側が崩落してしまい、片側通行となってます。 そしてまた、今週末にも台風がやってきてます、、、深刻な事態にならぬ事を願います。 そんな天候もよそにカウンターの仕事でてんてこ舞いの日々が続いております。 先週末(台風の最中)、ようやく現場での取り付けが始まりました。 ![]() レベル(水平)の狂いが出ない様に調整しながら、壁の構造体を建物壁とコンクリート床に固定。 振動ドリルやコンクリート用の錐を持ち合わせてませんので、現場の棟梁にお手伝いいただきました。 今回は天板が柱と干渉しているので、ひと工夫必要でした。 ここが今回の一番のヤマ場で、前の晩は間違えてたらどうしたものかと気が気でならず、朝の目覚めが大変早かったです。 ![]() まず、柱をこの様に欠き取ってしまいます。 ![]() ![]() 上下の溝は蟻桟用、ボルト穴の目隠しのためにカンナがけするため、この箇所のみまだ取り付けてません。
![]() この様な蓋を埋めてボルトを目隠し。 ![]() 天板と柱の欠き取り部分を互いにかみ合わせて無事収まりました。 綺麗にまとまりましたね(自画自賛)。 雨続きの中での製作だったので、おそらく天板も縮む一方でしょうが念のために伸びしろとして、互いの欠き取りに10mm程度クリアランスを取っています。 ![]() この様な造り付けの現場作業、家具を単体で製作する方々にはなかなか出来ないだろうという自負もありますが、なにせ久々の造作仕事ですので、緊張感は半端なかったです。 やり直しの効かないヤマ場を乗り越えてほっとしました(汗)。 ![]() 収めた天板、要らぬ傷が付かないよう養生を万全にした上で、壁の腰板、見切りを取り付けまで完了。 ![]() 大分、完成が見えてきました。 あと厨房の作業台、カウンターの扉とスツールが残ってます。もう少し! ■
[PR]
▲
by takkanki4658
| 2017-10-29 07:57
| 制作のこと
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||