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我が工房に新しい相棒たちがやってきました。 小型のバンドソーとスピンドルサンダーという2台の機械を導入しました。 スプーンやバターナイフなどの小物製作、家具に於いても小さいパーツの作成にこのような小型の機械があるとずいぶん助かります。 今までバンドソーでは回し挽きの細い刃物で最小9mm幅だったものが新規のものでは幅3mmの刃物が取り付け可能で、細かな曲線も墨線に沿って綺麗に切ることが出来るようになりました。 また、刃物の交換にかかる手間も省け、ちょっとした作業でも思いついた時すぐに取り掛かることができ、フットワークが軽くなります。 スピンドルサンダーは今まで手磨きで対処していた細かくくぼんだアールの断面を、手早く磨くことが出来るようになったので、製作時間の短縮も期待できます。 何よりもこの様な手間を鑑み、今まで製品の設計段階で避けていた(制限していた)ところもありましたので、今後は意匠にも幅が拡がる訳です。
早速一点作成しましたのが、こちらのジャムべらです。 さじの部分が極浅のアール面になっているので、ジャムをしっかり掬い取り、トーストしたパンへきれいに塗りつけることができます。 小振りですが、マッシュポテトやディップソースの取り分けようにもお使いいただけます。 このジャムべらですが、随分以前よりアイデアはすでにありまして、試作品も何度か作って自身で使ったりしてました。 しかしスプーンに比べて、荒取り段階で細かなアールの輪郭線をなだらかに切り取ることが出来ず、成形に手間が掛かってしまい、つくるのが気分的にしんどいアイテムだったのですが、新しい機械を使えばなだらかな輪郭線を短時間で決定できるので、複数製作もかなり楽になりそうです。 今後は小物製品をもっと開発してゆかねばと考えております。 更にラインナップの幅を拡げることができるように活用してゆきたいと思います。
by takkanki4658
| 2018-11-07 06:36
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