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今回のテーマは段取り八分(はちぶ)。 写真の三角形の木は何に使うかお分かりでしょうか。 正解は組み立てに使う当て木です。 部材同士を接着剤で接合する際には必ずハタガネなどをつかってクランピング(圧着)させる必要があるのですが、ハタガネの爪を掛けるそれぞれの部材面が平行でない場合、平行になる様にこのような当て木をこしらえねばなりません。さらに締め付けの力がかかるとそのままでは斜めに逃げてしまうので、ずれない工夫も必要です。 今回は板組みの箱だったので、側板の斜め切り落としをそのまま使うことができました。 サイズの足りない箇所もありましたが、そこはクランプの爪にゴムをはさんで強引になんとか圧着。 一回使うだけの当て木、しかも三角形って切り出す際には広い面積が必要なのに、その後使いまわす汎用途がほとんど無いので、わざわざ荒材を切り出すのがもったいなくて、、このようにうまく端材を利用できた時は内心小躍りしてます。 部材を加工~仕上げを済ませてもこのような準備で時間を取られてなかなか組み立てに進めないことがよくあります。 家具製作では作業工程全般において段取りと下準備がとても大切、木と木を組み合わせる作業が伴う限り”木工とは段取り八分”と言い切っても過言では無いでしょう。 特に組み立てに臨む際にはいつも見落としが無いか慎重に順序などを検討、再確認を繰り返します。 (私も過去に何度も段取りミスで大変な目に遭ってます←失敗の経験値も宝物ですよ)
家具製作はこのような段取りに支配されるために、設計段階である程度しっかりした見通しを立てておかねばならず、それは”何とは無しに手を動かしてゆくうちに見つかる面白さ”とはかなり縁遠いものかもしれません。 私も時々そこに不自由さを感じてジレンマに陥ることがあります。 そんな制限のなかで自身にとって出会ったことの無い面白さを見出した時の喜びも、また格別なものではあります。
by takkanki4658
| 2018-07-25 23:10
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