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まずは梅の花。 下請け仕事が佳境だった頃でしょうか。 次にハクモクレン。 3月初頭にしてもう春?と感じるくらい気温が上がり、例年よりも早く咲きました。 このまま桜の開花も同じく早まるか?と思いきや、寒さの戻った3月後半、いつも通り4月に入って開花、肌寒い日々でいつもより長い期間咲いていました。 4月後半には、かつての校庭の名残となった藤棚に、藤の花が一気に咲きました。 たくさんのクマバチが訪れ、羽音の分厚い多重奏が響きます。 工房の敷地ではありませんが、5月下旬には北山村の特産品である、じゃばらの花が咲きます。 写真は先日かろうじて花が残っていたもので、殆どは既に小さな果実をつけています。収穫は11月。 このじゃばらの剪定された枝を数年前にいただいたことがありまして、何かに使えないものかとずっと考えているのですが、ようやく一品製作しました。 ワイヤーブラシで表面を磨き、穴をあけて市販の木の車輪パーツをとりつけたじゃばらカーです。 ストローで作ったスリーブを車軸に被せ、車輪と本体の枝が接触しない様にすることでスムーズに走ることができます。 転がすだけのシンプルなおもちゃですが、オッサンな私もただただ、自動車っぽくないものが転がり走る姿は妙な感じがするものだなぁ、と何度も転がして眺めております。
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by takkanki4658
| 2019-06-20 06:23
| 北山村での日々
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by takkanki4658
| 2019-06-16 06:28
| お知らせ
大変ご無沙汰しております。 またもや大きなブランクをあけてしまいました。 3月までの下請け仕事で心が燃え尽きたのでしょうか。 何もせずにすごしていたわけではありませんが、少しのんびりしているうちに日々は淡々と過ぎ去り、気がつけばブログの文章が書けなくなっていました。 本当は典型的なO型の大雑把な性格なのに、几帳面であろうとしてしまうために、こんな感じでどこかにしわ寄せが起こってしまいます。 ああ、やっと更新できました、、、空白の3ヶ月について時系列がばらばらになりますが、これを機に少しずつ活動報告して参ります。 ここ北山村と北に隣接する奈良県に下北山村と上北山村がありまして、各村の地域おこし協力隊や役場の方々が中心となって立ち上げたイベント、今回がその第一回目で北山村が会場となり、当工房は出店と併せて何か体験ブース(ワークショップ)が出来ないかと依頼をいただいての出店となりました。 以前より竹とんぼが出来ないかと、近所から竹をいただいてきて実際に作ってみたりしましたが、鉈や切り出しナイフを使って削る作業は、決してだれでも簡単につくれるものではなさそうな感じでした。 このような催し物でのワークショップでは、短時間で参加者に段階的な複数の作業を体験して貰い、完成に至る達成感が不可欠です。 結果、web検索を通じて複数の先人の実例を参考にさせていただきながら、木材の薄板を火で炙ってねじる”ひねり竹とんぼ(竹ではありませんが)”を準備しました。 タモの端材を柾目に厚み3mmに挽き割り、画像の如く治具をこしらえて、羽を成形。ここまでが本番までの下ごしらえ。 ●サンドペーパーでピンピンに立っている角をならして、軸に使う竹串を差し込んで瞬間接着剤で固定して出来上がり。 本当はナイフやヤスリで羽を翼断面状に削ってやるのがベストですが、これでも充分飛んでくれます。当日の参加は3歳〜小学校低学年の子供たちばかりでしたので、適度な内容だったかと。 あまりにも慌ただしい数時間、今回も写真撮る事など全く考え及ばす、パートナーのコマキさんが携帯で撮ってくれたこの一枚が唯一の記録でございます。 #
by takkanki4658
| 2019-06-15 07:48
| 北山村での日々
ご無沙汰しております、、、 前回更新が昨年末、こんなにブランクをあけてしまいました、定期的にご覧いただいてらっしゃる皆様、誠に申し訳ございません。 前回の記事でも触れておりました下請けの仕事なのですが、当初想定していたよりもずっと時間と手間が掛かってしまい、これでは納期に間に合わせることができない、どうしよ~! と、連日無休で早朝から深夜までこの案件にかぶりつきの状態でパソコンに向かうこともままならない日々だったのです。 先日その納期に対する製作に目処が立ち、ようやくほっと一息つけた次第。 当初は大量製作を通じて日々感じたことなど記事にできればと悠長に構えておりましたが、てんてこまいの日々を過ごしている間といえば、頭の中は製作の遅れをどうリカバーするかで一杯、記事の更新を考える余裕はまったくありませんでした。 冬の乾燥時には手肌が荒れやすいのですが、手作業の研磨など数量がかさむと指先はつるつるを通り越して赤く擦り切れ、痛いのなんの、、、指サックつけたりマスキングテープ巻いての作業でしのぐ日々がつらかったです。 今回の製作で痛感したのは ”一事が万事” の一言に尽きます。 1点作るよりもまとまった数量を作る方が1ヶあたりの製作時間を減らせるはずですが、その分ひとつひとつの工程の精度がその後の工程にどう影響するか見通しをしっかり立てていないと、余計な手間が何倍にもなってかさんできます。 一点ものでしたら、精度の甘い加工でも手加工でさっと修正できたりするものですが、同じ部材が100枚以上となればさっとでは済ませられません。 何を製作したかについて、下請け仕事ですので詳細を述べられませんが、今回はあるアイテムを220ケ製作しました。 部材の点数と台車の数、工房の広さの制限で、さすがに一度にまとめて製作することはできそうになかったので、3回に分けて製作にあたりましたが、1度目の製作で上記のごとく見通しの甘さから、当初の予定よりもずっと日数がかかってしまい、完成まで大変な目に遭ってしまいました。 このような時間のかさみ方はメンタル面でかなりきついものです。 2度目、3度目と回数を重ねる中、各工程の改善を図りつつ徐々にペースアップし、なんとか納期に間に合わせる目処が付いた次第です。 普段が一点ものでの製作がほとんどですので、今回の仕事で学んだことはたくさんあるように思えます。 仕上がった木地もトラックに積まれて出荷し、工房内が一気に広々と片付きました。 一段落すると早めの春が訪れている模様、今期の冬は駆け足で過ぎ去って行きそうです。 #
by takkanki4658
| 2019-02-27 06:28
| 制作のこと
大阪で木工所を営む知人から仕事をいただき、11月半ばより数量のまとまった製作に取り組んでいます。 今までとは少し質の異なる仕事内容となります。 使用する木材量も普段と桁違いなので、まずは工房内を片付け、材料を積み上げた複数の台車が往来できるように機械周りのスペースを確保しました。 工房玄関入ってすぐに立てかけて並べていたストック木材も廊下の突き当たりに寄せて、スペースをすっきり確保です。 そして合計4.5立米のホワイトオーク(北米産のナラ)が2回に分けて届けられました。 一度に工房内には置く場所が無いので、ブルーシートで養生し屋外保管、順繰りに工房に運び込びながらそのまま荒木取り(長さを大まかに裁断)して行きました。 荒木取りされた木材が、作業機械の無い場所そこかしこに積み上げられて行きました。 荒木取りまで一気に済ませた後、その後の作業は一度にまとめて進めて行けないので3回に分けて製作、2月半ばまでの仕事となります。
下請け仕事ですので内容詳細を述べることはできませんが、今までの作業と異なる仕事の流れの中で、違った視点で気付いたり、考えることも色々あるかと思います。 年明けよりしばらくはそのような内容をこのブログでお伝えできればと考えています。 それでは本年中は大変お世話になりました。皆様良いお年をお迎えください。 #
by takkanki4658
| 2018-12-31 00:47
| 制作のこと
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