前々回からのつづきです。 框(かまち)組みで箱ものを作っているわけなんですが、自らにとって新たな試みを2点盛り込んでおりまして、その一つがコレ。
何このギザギザは? はい、ただの飾りに過ぎないんですが…モチーフとなった背景は後々の説明いたします。
ただ、飾りとしていたずらにプラスの要素を増やすのは如何なものか? 飾りが構造材として活かされていれば、すっきりとした印象は損なわれないだろうと考えまして、本体上下の横桟をつなぐ支えの束(つか)にこのような意匠を施してみました。このような場合に鏡板を納める方法は行く通りかあるかと思われますが、今回は束を表裏に2分割、飾りは表のみとして、前後から鏡板をはさみこむことにしました。
表束裏返すとこんな感じ。